フードデリバリー

黒ナンバーが取れる軽自動車おすすめ車種一覧|5ナンバー軽乗用車でも黒ナンバー取得が可能に!


はじめに|軽自動車で黒ナンバー取得の車種選択肢が広がった!

こんにちは「副業くらぶ」の よぴ です!副業や独立開業を考える方の間で、**軽貨物ドライバー(黒ナンバー車)**も選択肢の一つとして注目を集めていますね。
「中古の軽自動車で始めたい」「自宅の軽自動車で始めたい」「でもどんな車種が黒ナンバー取れるの?」と迷っていられる方もいませんか?

実は、2022年(令和4年)10月の制度改正によって、5ナンバーの軽乗用車でも黒ナンバー取得が可能になったんです!

本記事では、「黒ナンバーと軽自動車の車種」について初心者の方にも理解しやすく、すぐに行動できる情報を提供します!


黒ナンバー取得は、4ナンバー軽商用車だけでなく、5ナンバー軽乗用車でも可能!

これまで黒ナンバーは軽バン(貨物登録)の4ナンバー車でしか取得できませんでした。
しかし、令和4年の法改正により、5ナンバーの軽乗用車でも黒ナンバーが取得可能となりました。

軽バン(貨物登録)じゃないと黒ナンバーは取得できない思ってた、、、

令和4年10月の制度改正により、今は普通の軽乗用車でも取得可能です!
これにより、5ナンバーの軽乗用車でも、今までの軽バン4ナンバー車両と同様に書類のみで変更可能になっております。


なぜ5ナンバーでも黒ナンバーが取得できるようになったのか?

背景:EC・フードデリバリー市場の拡大と軽貨物需要の増加

ネット通販やフードデリバリーの需要が急増し、小口配送に対応できる車両とドライバーが不足していました。
この状況を受けて国土交通省は、5ナンバー車の営業利用に門戸を開放したのです。

法改正による緩和内容(令和4年10月施行)

  • 5ナンバー車でも後部座席を取っ払う必要もなくそのままの状態で黒ナンバーに変更出来ます。
  • 最大積載量は、乗車定員から乗車人数を控除した数に五十五を乗じた重量以内とすると規定されました(例:乗車定員が4人の車でドライバーが1人だと165kgまで積載可能)
  • 荷物じゃなく旅客の運送をしたり、荷物を偏るような積み方はしないこと
  • 有効な車検期間が2年超残っている場合は2年に自動的に短縮されます        ※(黄色ナンバーの車検期間は新車時が3年で以降2年毎。黒ナンバーの車検期間は新車から2年毎)

✅ この制度改正により、中古や現在所有の軽乗用車でも開業・副業が可能となり、初期投資がグッと抑えられる可能性が広がりました。


黒ナンバーが取れる軽自動車のおすすめ車種

◆ 黒ナンバー取得可能な4ナンバー軽バン車種(貨物車)

メーカー車種名特徴
スズキエブリイ積載力◎。コスパと信頼性が高い
ダイハツハイゼットカーゴ積載力◎コスパが高く、配送業界で定番
ホンダN-VANオシャレで価格高め、安全性+乗り心地+燃費の評価が高い
日産クリッパーエブリーのOEM(同じ)

◆ 黒ナンバー取得可能な5ナンバー軽乗用車種(例)

メーカー車種名備考
スズキワゴンR室内広く、荷室確保しやすい
ダイハツタント高さがあり積載能力有
スズキスペーシア荷室が平らで荷積みに便利
ダイハツムーヴ街乗りしやすく低燃費
スズキハスラーデザイン性も重視する方向け


黒ナンバー(軽貨物運送)登録・取得の流れ

黒ナンバー(軽貨物運送)を始めるための流れは以下のとおりです。

  1. 事業をおこなう営業所を確保
  2. 車両を確保
  3. 届出用紙を作成して添付書類と併せて営業所管轄の地方運輸支局へ届出
  4. 運輸支局へ経営届及び運賃届を提出
  5. 事業用自動車等連絡書を取得
  6. 車検証変更の書類を作成
  7. 車検証と黒ナンバー取得
  8. 貨物軽自動車安全管理者の講習受講(安全確保の為2025年4月に義務化された「貨物軽自動車安全管理者」制度)
  9. 事業開始

黒ナンバー登録の申請は、提出書類に不備がなければ申請日当日に黒ナンバー事業者として登録されます。

そのため、申請日当日に車両のナンバー変更まで行えば、その日から事業を開始することができます。

したがって、申請から登録、開業までの期間は最短で1日ですが、黒ナンバー取得後は速やかに⑧の”安全管理者講習”を受けましょう。


【比較】軽バンと軽乗用車の黒ナンバー取得比較

比較項目軽バン(4ナンバー)軽乗用車(5ナンバー)
車両価格高め(人気)車種をこだわらなければ中古で安価に入手可
積載能力高い◎狭め(制限あり)△
乗り心地快適性△、高速域に弱い快適性◎
保険料営業用保険営業用保険(共通)

【費用】黒ナンバー取得にかかる費用目安

項目費用相場
車両(中古)20万〜200万円
車検・定期整備費用2年ごと、およそ5万~15万(整備内容による)
営業用任意保険およそ月10,000円〜15,000円(普通の軽自動車より高め)
自賠責保険年間23,300円
軽自動車税年間5,000~6,000円(普通の軽自動車より安め)
自動車重量税年間3,300円(普通の軽自動車より安め)
新車登録後13年・18年を経過した車両については、環境負荷の観点から税額が上昇します
事業届出・黒ナンバー交付費用約3,000円
黒ナンバー取得代行サービスを利用する場合手数料 約30,000円前後

✅ 金額はあくまで目安です。各項目は最新の情報をご確認ください。


【メリット】5ナンバー車種で黒ナンバー取得するメリット

  • Amazon FlexやAmazon Hub また Uber eat等のフードデリバリーにもチャレンジできる。
  • 所有の軽自動車を有効活用できる(新車購入不要)
  • 初期費用が安い(中古車)
  • 車種によっては乗り心地がよく長距離も快適
  • 用途変更で将来的にマイカーへ戻せる柔軟性
  • 黒ナンバーは自動車税が安い

【デメリット・注意点】

  • 荷室容量や積載量に限界があり軽貨物の案件によっては積載量不足で受託不可の仕事もある。
  • 営業車なので私用利用に経費按分が必要
  • プライベート利用は、気にする人には黒ナンバーが目立つ
  • 保険料は自家用より割高
  • フードデリバリーの場合、バイクに比べてガソリン燃費や維持費が高い。都市部や時間帯によっては渋滞や駐車スペースに難あり。(夜21時以降はすいてる傾向)

【よくある質問】黒ナンバー取得に関するFAQ

元に戻す(乗用車に戻す)ことはできますか?

はい、ナンバーを軽乗用車に戻せば大丈夫です。


まとめ|黒ナンバー軽自動車で、副業の可能性が広がる!

✅ まとめポイント

  • 令和4年の法改正で選択肢が拡大
  • 黒ナンバーは4ナンバー軽バンだけでなく、ミライースやワゴンR・タントなど5ナンバー軽乗用車でも取得可能
  • 軽自動車があれば保険加入・届出で開業OK!
  • 副業・個人事業に軽自動車を活用できる時代に

編集後記

「黒ナンバーで働く=軽バン一択」という時代は終わり。
制度が整備され、マイカーから配送副業を始めることも現実的になりました。
「やってみたいけど車がない…」という方も、リーズナブルな中古軽乗用車でもチャレンジできます。